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執筆者の写真金光教日本橋教会

今月のコラム(2023年9月)

「天地は生き通しである。天地が生きているから、人間もみな生きていられるのである」

という言葉が大事な教えとして語られている。


ここでは、普段私達が当たり前に享受し続けている天地の働きがすべての大本であることが示されている。

生まれた時から天地の中で生成されている空気・水・作物・衣・食・住等々、生きていくうえで必要な物らは、有って当たり前のように思っているが、実はそこに天地のお働き、お恵みなくしては成り立たないものばかりだ。


約二百年前から二酸化炭素排出量が増え続け、地球は年々温暖化の勢いを増し、今や気候変動が世界中のあちこちで大きな影響を与えている。これまで人類が経験したことのない温暖化により、自然災害は年毎に激しさを増し、農作物の生育に悪影響をもたらし、動植物も死滅、減少の一途を辿っている。他の生物が衰退しているということは、最終的には人類も同じ道を歩むことが想像される。


天地の大いなるお働き、お恵みをいただきながら、私達は食糧を粗末にしたり、自然破壊を行ったり、我田引水的な生き方に捉われてはいないだろうか?


天地は人類が生まれるずーっと前の太古からあり、その生きた働きは永遠であるからこそ、そこに生かされている私達は感謝の思いを忘れてはならないし、それらを後世の者達が享受出来るよう、維持し続けていく必要がある。


生きた天地があるからこそ、私達も生きていられること、そして神のおかげもそこから現れることを忘れてはならない。(編集子)

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