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執筆者の写真金光教日本橋教会

今月のコラム(2024年5月)

「一生死なない父母に巡り会ったと思って天地金乃神にすがればよい」


神社仏閣への参拝は、昔も今も変わらず多くの人を魅了している。

日常とはかけ離れた静寂な空間、拝殿に向かい、自分の心を鎮め祈ることですっきりするし、温かい空気感に包まれ、幸せな気持ちになれることが要因のひとつだろう。

神様はどの氏子のこともかわいいと思われているから、参拝した者のことは更に「かわいい」とお思いだ。

それは慈愛であるが、私達を産み育ててくれた親もまた、そのような気持ちで接してくれていたのだろうことを、自分が親になり、子のかわいさを知ると、初めて気付かされる。またそのことは、親がいなくなると、さらに痛感させられる。

子供が笑顔で日々を生きてくれるだけで親は嬉しいものだ。辛い悲しい顔をしていれば親は心配する。そんな親の思いを受けていても、人間である以上、いつかは親も自分の元からいなくなる。その時のショックはとても大きい。

親から受けた愛情の数々は「これだよ」と目に見えるものではないが、間違いなく自分の中にその種は撒かれ、花を咲かせていることは誰もが自覚している。神様の慈愛もまた、それと同じなのだ。

人はいつかこの世から去ってしまうが、天地の元の元からの親神様は永遠に生き通しだ。まさに「一生死なない父母」なのだ。なればこそ、日々を明るく楽しくイキイキとしたものにしていけるよう、神様にずっとおすがりしていきたいと思う。(編集子)


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