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執筆者の写真金光教日本橋教会

今月のコラム(2024年11月)

「悪いことを思い出して苦にするな。今日が大切である。先を楽しめ」


このみ教えで思うことは、人間は過去にあった「悪いこと=イヤなこと」を憶えているし、何かあるたびにそれが蘇る生き物であるということだ。


それは、人間が生きるための危機管理能力とも言える。過去にあったイヤな出来事を繰り返さないための学習能力であり、必要な記憶でもある。

とはいえ、そればかりに捉われ過ぎると、また同じことが起きるのではないかと不安ばかりが募り、先に進めなくなる。特に衝撃的な出来事を体験すると、トラウマとなり、夢にまで出てきたり、精神に支障を来たしたりすることもある。

それらを簡単に忘れられたら楽かもしれないが、そう出来ないのが人間のサガではないだろうか。


人の力では到底それらに対する恐怖を拭い去ることは難しいからこそ、神様という「親」にお頼みし、任せてしまって、心の重荷を預けてしまう稽古をさせていただくといい。時間はかかるかもしれないが、少しずつ軽くなっていく。完全に消え去ることはないかもしれないが、思い出すたびに親様(神様)に繰り返し預けなおしていけば、道は開け、明るい方へ心は導かれていくものだ。


過去は変えられないが、未来は変えられる。


自分の進む道が喜びの世界で溢れるよう、今この時を楽しみ、慈しみながら、少しでも前向きな気持ちになっていけたら未来は明るい。


イヤなことを忘れられなくとも、神様と共に今を大切に生きる!それが、未来の自分を創っていくのだ。(編集子)

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